地方移住促進とか言うけど、現実に福井県に移住って進むんだろうか

雑記
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最近、地方移住のことを他県に住んでる友人とメールでやり取りしてたんですね。

彼は中部地方では都市部に住んでるけど、例えば福井県への移住となるとどうなのって話しとか。

時事で言えば、中央官庁の地方移転だったり、地方創生だったり、地域おこし協力隊に日本版CCRC なんてのも話題ではあります。

東京への一極集中を避けるために地方移住を促していこうってのを政策として打ち出してるわけですよね。

実際、将来的に福井県に移住してもらうってなるとどうなるんだろう。

そもそも、現実的に進むんだろうか。

というわけで、ちょっとだけネットを漁ってみたりしました。

 

福井県の人口ってどんな感じ?

まず四の五の言う前に、自分が住んでる福井県のことを知らないんじゃ話しになりませぬ。

このへん、統計局のデータをさらっと見てみましょ。

今回は人口推計より、「統計でみる都道府県のすがた2016」が分かりやすかったのでこちらを参照。

ざっと気になったものは以下のような感じでした。

  • 総人口:79万人(全国43位)
  • 人口10万人当たり外国人人口:1,309人(全国16位)
  • 15歳未満人口割合:13.4%(全国9位)
  • 65歳以上人口割合:27.9%(全国23位)
  • 人口増減率:-0.63%(全国32位)
  • 自然増減率:-0.34%(全国25位)
  • 社会増減率:-0.28%(全国39位)
  • 転入率:1.02%(全国45位)
  • 転出率:1.03%(全国44位)

データは2014年現在のもののようです。

人口が少ないのは当然分かってはいるけど、こうして見ると意外なデータもあるもんですね。

何より意外だったのは転出率かな。

大学生になって福井県外に出て行った若者をどう呼び戻すかって問題を地元のローカル番組でよくやってるけど、入ってくる割合と出て行く割合はさほど変わらない

むしろ、転出していく割合は全国的に見れば少ないんだなと。

本当は時系列で見ないともっと深くは分からないんだろうけど、人口増減率がマイナスなのは過去から継続してだろうから、福井県の人口減はもっとどんどん人が出て行ってるもんだと勝手に考えてました。

まぁ、転入してくる人も少ないわけで、やっぱり問題には違いないんですけどね。

 

地域おこし協力隊と日本版CCRC

地方創生の目玉(?)政策としては、地域おこし協力隊もよく話題にあがります。

僕の住む永平寺町にも、愛知県から来られた方が1名。

地方の宣伝も兼ねて、将来的には仕事を見つけて住んでもらおうってことでしたっけ。

総務省の「平成27年度 「地域おこし協力隊」の活動状況」によれば、福井県全体では37名、永平寺町では1名。

もっとも多いのは池田町の9名の様子。

福井県内でも人口としては少ない自治体でありながらこの多さは、池田町の意気込みを感じます。

さらに、地域おこし協力隊として参加してる人は、全国的に見て8割弱が30代以下で構成されてる。

一方で、日本版CCRC の対象は高齢者なわけで。

アメリカのような閉鎖的な CCRC ではなく、自治体を単位として開かれた考えに立つのが日本版CCRC でしょ。

地域おこし協力隊が自治体の広告塔としてその自治体を PR していくとして、若者の目線で発信するのだとするなら日本版CCRC で呼び込みたい高齢者とはギャップが生じるかもしれないなぁ。

このへん、若い地域おこし協力隊を招いた自治体は、高齢者にとってどういう地域なのかといった部分も発信してもらえるようなメッセージを伝えるべきではあるのかな。

 

実際、福井県ってどうよ

と、ああだこうだと言ってはみたものの、現状で福井県って住みたいもんなのか。

ここに「【決定版】日本人が住みたい都道府県ランキングベスト10」なるものがあったので最後にご紹介。

えーっと、ふむふむ・・・。

福井県は0票・・・だと・・・っ!

おい、ダメじゃねーかぁあぁああ!!

まぁ調査人数が400人っていうのもアレですが、さすがに悲しさは否めませんな。

だいたい、断トツで東京都に住みたい人が多いわけで、こりゃ地方移住は全国的に前途多難ですね。

観光誘致ではなく移住誘致はまったく別のアプローチが必要になりそうです。

 

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