何が分からないかが分からない

今日はスーパームーンで盛り上がってますねぇ。

かく言う僕もそれならってことで見てみたわけですが、昨日は中秋の名月だったし、それはそれは明るい大そうな満月でした。

明る過ぎる満月が照らす秋のウロコ雲が広がって幻想的でもありました。

・・・えぇ、僕にもロマンチックがとまらない一面もあるのですよ。

 

さて、何かに困っておられる経営者さんがご相談にお越しいただくと、当然ながらお困りのことをおっしゃいます。

許認可や補助金申請、法人設立なんてのは分かりやすいですね。

それでも、お話しを掘り下げていくと他にも困っていることが出てくるわけです。

ほぼすべての方と言っていいほど出てきます。

いや、ほんとに。

 

先週、同じようにお話しの中でご相談に来られた内容とは違う困難が出てきた経営者さん。

帰り際にこんなことをおっしゃいました。

「ここに来て話してると問題が何かを教えてくれるけど、普段は何が分からないかが分からんのやから困ったもんやの」

 

これは経営者さんを支援する立場としては肝に銘じておかないとと思いました。

毎日の経営で忙殺されてる中で、やれ申請書の書き方とか、やれ法律の改正とか、そんなの追っかけられるはずがない。

でも、間違えたり不備があったり、最悪は法律違反なんてあったら経営がそこで終わってしまうかもしれない。

丁寧にコミュニケーションをとって些細なことでも気付くという作業は、とてつもなく重要なことなんだなと。

そして、決して何に困ってるかを探るんじゃない。

気付いてすらいないことにまでアンテナを張っていなきゃならない。

支援の始まりはそこじゃないでしょうか。

 

来週、北陸技術交流テクノフェア2015に今年も出展してきます。

ブースには興味を持たれた方とお話しができるわけですが、経営者さんのいろんなことに気付けるようでありたいもんです。

 

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